こちらは海外でのお話を元に綴っております。父親が最愛の息子に£500(ポンド、日本円にして約6万5千円)という大金を渡して、息子が大好きな世界一の玩具屋へ連れていきました。大金を渡された息子は「ワオォー!」と口を抑え、その場で大興奮!ただし、条件として30分以内に購入してくることとしました。
「何を買う?」と尋ねると、息子は「全部ッ!!買ってくるよ!!」と。嬉しさと楽しさでいっぱいです。今回はそのお金で息子が玩具屋で一体どういう使い方をするのか、何を購入するのか、興味本位からの検証でした。「30分以内だからね。よーい、スタート!」、大興奮の息子の買い物が始まりました♪
目次
息子に玩具購入のためにお金を渡した結果
大興奮で玩具屋の中をおもちゃ探しに駆け巡った
興奮した息子はまず、気になる玩具をどんどん買い物バッグに詰め込み始めました。色んなものに目移りしながら、欲しいものをどんどん入れていきます。おそらく金額は調べてないような感じです。
買物バッグへどんどんオモチャを詰め込んでいった
玩具を選んでいる息子は、全てのものが新鮮に見えているようです。目を輝かせながら、色々なオモチャを見ては選び買い物バッグに詰め込んでいきます。途中途中で、たくさん遊びながらはしゃいでいます。オモチャのフリースペースで、体験コーナーによる遊び場がいっぱいあり遊びまわります。はたして30分で買い物を終わらせることが出来るのでしょうか…。
途中まだまだ足りないと感じはじめる
大興奮している息子は、オモチャを詰め込みながら「まだまだ足りないよ…。」と何かを考えながら呟きます。買い物バッグも袋がいっぱいになり入りきらなくなって来ました。
父親は息子が初めて手にするお金の使い方を知りたかった
父親は初めての実験に興味津々でした。息子にお金の使い方を教えていなかったからです。いつもは父親がお金を管理しているので、息子と一緒に買い物をするときは父親が代金をお支払いします。息子はまだ6歳ほどで、お金のことは分かってはいますが、たぶんまだお金の価値については気付いてないはずです。今回は初めてお金を渡しての試みとなりました。
おそらくお金の価値には気付いてはいない
息子がどのようなオモチャにお金を使うのか。検証仲間は「おそらく資金オーバーするだろうねw」と、息子の大好きな玩具の買物ぶりを考慮して予想しました。「開始してから、すぐに高い物を取って資金切れになるだろうw」と予想しました。
大きな玩具を手に取り資金オーバーすると予想
父親は、息子はおそらく「でかいのを適当に取る。それが一番高価だから。」と予想しました。なんとなくそういう行動をすると考えたのでしょう。仲間内とは、「心理が気になるね。高額を持たせて、世界一の玩具屋さんへ行くとどうなるのか?」と。一方父親は、「親としては、今後買い物行く戦略が練れるよw」と、意気揚々としています。
息子が突然全てのオモチャを戻し始めた
いきなり何を思ったのか、バッグに詰め込んでいたオモチャを戻し始めました。付添人もビックリし、おもわず「どうしたの??」と語りかけます。息子は「これ全部戻す」と一言だけ話し、次々と棚へ戻していきます。
付添人は「お金はまだ使ってないだろ?」と言うと、息子は「いいの」と一言しか言いません。一体何があったのでしょうか?無言でオモチャを戻し始める息子、どうしたのかと動揺する付添人。息子の機嫌を損ねてしまったのか、このお金だけでは足りなかったのか、何も語ってくれない息子の行動の意味が全然分かりません。この後一体どうするのか…。
「思いついたの」と一言だけ話し走り始めた
突然何かを思いついた息子は、付添人が「何を?」と問いかけても「教えれない。」との一点張り。どんどん玩具を戻し、いきなり走り始めました。いったい何を思いついたのでしょうか?息子の行動の意味が分からず、後を付いていくことに。
そのまま玩具屋を飛び出していった
全てを戻し終えると、陽気な足取りで一目散に玩具屋を出ていきました。このまま何も購入しないのか…。いったい何があったのでしょう。付添人は黙って付いていくことにしました。
玩具ではなく予想外のお金の使い方をする
突然外に飛び出した息子は、早々と「100ポンドを」と要求してきました。付添人が「100ポンド!?…わかったよ。」と言い渡すと、息子は「節約するんだ。」の一言だけ。500ポンドも必要が無いということみたいです。息子は100ポンドを握りしめ走り去ろうとしたので、付添人は静止するように「僕の手を繋ぐんだ。」と言います。
息子の行動が読めず、急いで何処かへ行こうとする息子を見失わないようにするためです。息子は手を繋いだら、ゆっくりと歩き始めました。目的地があるようです。
ホームレスの人に突然100ポンドを渡してしまう
息子は目的地へ着いたのか、突然繋いでいた手を放しました。そこにはホームレスの人がうつ伏せになりながら【空腹です。お恵みを。】の看板を掲げていました。息子は躊躇せずに、ホームレスの人が手に持っていたコップの中に、そっと100ポンドを入れました。
ホームレスの人は起き上がり、息子へ向かい感謝の気持ちをジェスチャーしました。とても良い笑顔をしていました。玩具購入で使う予定だったお金を、生活が困っているホームレスの為に100ポンドを寄付したのです。とても驚きました。
息子はただ一言「幸せだよ」
「今の気分はどんな気持ち?」と尋ねられた息子は「幸せだよ。」と言いました。息子は先ほどのホームレスの方へ行き、グッドのジェスチャーをした後にタッチしました。ホームレスの方は何度もありがとうのジェスチャーを息子に送りました。
恵まれていない人の為に必要なお金を渡した
息子は「僕の様に恵まれている人は少ない。だから渡したんだ。」と言いました。「パパは僕に玩具を…でも僕より彼の方がお金が必要だ。僕の意思なんだ。あの人にとって良い事だと思ったの。」と。付添人はビックリして、「素晴らしい事だよ。」と褒めました。素晴らしいことなのです。
検証結果
まさかまだ小さい子供がこんなお金の使い方をするなんて夢にも思いません。結果的に500ポンド渡されたお金は、100ポンドのみホームレスの人の為に使っただけでした。検証結果としては、自分のものは一切買わないで終わってしまいました。
自分の為ではなく人の為に使った
検証が終わり戻ると、父親は何も持っていない息子にビックリし「買い物袋は!?」と問いただします。付添人も問いただされましたが、「息子から話すよ。」と言い、息子の口から今回の事を話すように伝えました。
息子は少し動揺しながら、「沢山の人がさ…その…道端の人に100ポンド渡したの。」と言いました。上手く父親に言葉を伝えられません。父親は「道端の人…?」と疑問に思い問い詰めると、付添人が割って入り「ホームレスのことさ。残りのお金も配りたいって言うんだ。」と言うと父親は思わずビックリして口を抑えてしまいます。
父親はあまりの感激に泣き崩れてしまいます。何も言葉に出来ず、ただ息子を抱き寄せます。父親が泣いていると、今度は息子が父親に抱きしめました。思わず父親は「こんな予想出来なかった。こんな事が…」と言い、何度も仲間や息子達と抱きしめ合いました。「誇らしいよ。優しい心の持ち主だ。」と。
父親は息子と相談し、「残りのお金はロンドン内の誰かに配るよ。」という決断をしました。息子は皆から誇らしいと言われ、父親は「人生で一番誇らしい日だよ。言葉に出来ないよ。(息子へ向かい)愛してるよ。」と言い伝えました。
…とても素晴らしい行動でしたね。このようなお金の使い方は、きっとその人だけではなく周りをも幸せに導いてくれることでしょう。お金の使い方一つでこんなに幸せな気持ちになれるのですね。私も見習って行きたいなとおもいます☆彡
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